Plamo Linux への道

新しいユーザでログイン

新しいユーザにもちゃんとウェルカムメールがきている.あと,今日のお言葉もある.

Unhappy the land that needs heroes. -- Bertolt Brecht

国が不幸だからこそ英雄が必要なのだ・・・とでも訳すのかな.

% startx

これでマイユーザに設定した AfterStep が使えるハズ!

おや? またペンギン君をてのひらに乗せた女の子が現れたわ.そして,ウェルカムメールのお知らせと,ぶらぶらと揺れまくる熊のマスコット.

xmascot というアクセサリらしい.このマスコット,だんだん揺れがおさまってくるのだが,マウスカーソルを持っていくと指のかたちになって,つんっ,と突っつける.するとまた揺れだす.芸の細かいことである.ピンのところを右クリックすると,メニューが出てきてマスコットが変えられるので,早速変えてみる.・・・なんか,けっこう変なキャラクターがいるんですけど・・・.

さてこれから何をしようか.そーね,まずはインターネット接続設定といきましょうか.前にやったのと同じことをやればいいのよね.

確か, PPxP ってのを使って ppp 接続をすればいいんだ.

ところが.インストール済みのメビウスくんには ppxp なんてのは影も形もなかった.それらしいのといえば, pppd, pppdump, pppsetup, pppstats くらいのものである.

なんか検索ツールないかな〜〜と左端に出ているメニューを探してみると, tknamazu を発見した.検索してみるものの,どーもいまひとつよくわからない.まあ, PPxP はやっぱり入ってないみたいである.

それなら,インストール CD に, PPxP は入っていないだろうか.というわけで・・・

CD-ROM の中味

インストール CD-ROM の中味をちょっくら見てみることにする.となると, CD-ROM のマウントということになる.どーやってやるんだっけ?

$ mount /mnt/cdrom
mount: /etc/fstab や /etc/mtab 内に /mnt/cdrom を見つけられません

ありっ? 間違えたかな. /etc/fstab を見ると,こんなことが書いてある.

/dev/cdrom	/cdrom	iso9660

あれ? これって・・・

$ mount /cdrom

だけでいいみたい.

$ cd /cdrom

cdrom の内容は,

AT/, Change.Log, PC98/, README.EUC, README.SJIS, isolinux/, plamo/, rr_moved/

ということである.まずは README を読むべきなのだろうが,まあいいや. plamo/ の中味を見てみよう.

a1/, ap1/, cn1/, d1/, f1/, jfn1/, jg1/, jml1/, jpt1/, k1/, kde1/, n1/, tcl1/, wnn1/, x1/, xap1/, xv1/, y1/, filelist.gz, md5sum

というディレクトリとファイルがあった.たぶん filelist.gz を見ればわかるんだろう.

zcat filelist.gz | grep ppxp

・・・ない. ppxp も PPxP もない.つまり, plamo のパッケージにはもともと PPxP は入ってないってこと?

さて,どうするか. PPxP のサイトから落としてきてインストールすればいいんだろうか.でも,そもそも,インストールってどうやるんだろう. rpm じゃないし,ソースからコンパイルしないといけないんだろうか.となると,アンインストールはどうやるんだろう?

う〜〜ん. PPxP をわざわざ入れないくても, ppp なんとかってファイルはあるんだから,この辺使えば何とかなりそうな気もするんだけれど・・・.

ppp とは何ぞや?

ppxp でなくてもいいから,なんとか ppp 接続する方法はないものか・・・というわけで, tknamazu で ppp を調べてみる.

/usr/doc/JFdocs/PPP-HOWTO.txt.gz を発見.しかし 1997 年和訳か〜〜.古いな〜〜.今でも通用するんだろうか,これ.

それ以前に,わたしがこれを読んで理解できるか,という問題もあるが・・・とりあえずは読んでみる.日本語訳してくださった方に感謝するべきだろう.

まずは, Linux カーネルに PPP 機能を組み込む必要があるということで,カーネルのコンパイルが必要.でもここに書かれている対象カーネルって 2.0.x なんだけど, 2.4.x でも同じようにすればいいのかな・・・.

というか,もう組み込まれているって可能性はないのかしら.

参考サイトを探してみる.今回は・・・

http://www.yk.rim.or.jp/~mamo/Computer/linux/ppp.html

こちらを参考にさせていただくことにした. /usr/sbin/pppd はちゃんと存在している.今の問題はカーネルに組み込まれているかということだ.

% dmesg | grep PPP

が〜〜ん.組み込まれていない!

ということは,カーネル再構築である.というわけで,前に再構築したときのメモを見直す.今回は,アップデートするわけじゃないので, /usr/src/linux で,手順どおりやっていけばいいはず.参考にした URL は,いつもお世話になっているこちら.

http://www.a-yu.com/system/kernel04.html

# make menuconfig

お. gcc の列.なんかいっぱいコンパイルしてるな.

Network device support ---> PPP (point-to-point protocol) support に M マークを入れて,モジュールにする.しかしその下に,

PPP support for async serial ports (NEW)
PPP support for sync tty ports (NEW)
PPP Deflate compression (NEW)
PPP BSD-Compress compression (NEW)

なんてのがある.この四つはいるのかいらないのか.

ヘルプを見てみると,一番上の async については,行末に,よくわからないときは Y を選べ,っていうようなことが書いてあったので M を選ぶことにした.ほかは選択しない.

さらに,動的ロードモジュールを使用可能にするため, Loadable module support ---> Enable loadable module support にもチェックを入れようとするが,ここにはすでに * がついていた.

Do you wish to save your new kernel configuration? に Yes と答える.

Saving your kernel configuration...

*** End of Linux kernel configuration.
*** Check the top-level Makefile for additional configuration.
*** Next, you must run 'make dep'.

だそーである. Makefile をチェックしろってどういうことだろう.とりあえず vi で中味を見てみればいいのかな.といっても,見てもよくわからん.次はいこ.ちゃんと, make dep を実行しろってメッセージも出てるし.

# make dep; make clean

なんかずらずらと gcc をやっています・・・. clean のほうは別にやらなくてもいいらしいけど,まあいちおう.

# make bzImage

さらにずらずらと gcc の列.カーネルサイズが大きすぎて一枚のフロッピーディスクにおさまりません,って感じの warning が出ている.そりゃそーだろーよ.

/usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImage というのができあがったカーネルである.

続いてはモジュールの作成. ppp はモジュールに組み込んだわけだから,これをしないと話にならない.

# make modules
# rm -rf /lib/modules/`uname -r`
# make modules_install
# depmod -av

ううう.なんか,失敗してるっぽい. dummy.o, ppp_async.o, ppp_generic.o, slhc.o に Unresolved symbols ... ってのがでている.だいじょーぶかなー.

新しくできたカーネルに, vmlinuz.new とかなんか,適当に名前を付けて /boot/ にコピー.でも,もとのカーネルの vmlinuz はなぜか / 直下にある.新しいカーネルも同じところにしておいたほうがいいんだろうか・・・

cp /usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImage /boot/vmlinuz.new

ブートローダは GRUB っていうのが入っている. GRUB は LILO よりは簡単なんだそうだ.

http://www.a-yu.com/pub/grub.html

によると, GRUB の設定ファイルは /boot/grub/grub.conf(/boot/grub/menu.lst) らしい・・・って,ないじゃん,そんなファイル.もしかしたらカーネルがルート直下にある場合は設定ファイルいらないとか?

それとも,全然別のところに grub.conf があるのかもしれない.例えば /etc/ とか.

そうしてわたしは, /etc/grub.conf を見つけた. /etc/grub.conf を編集し,作りたてのカーネルをエントリし, reboot ・・・

 Booting 'newPlamo-3.2'

root (hd0,0)
 Filesystem type is ext2fs, partition type 0x83
kernel (hd0,0)/boot/vmlinuz.new root=/dev/hda1 ro
   [Linux-bzImage, setup=0xa00, size=0x103647]

_

げ.げげげ.止まってる.やっぱモジュールのところのアレがまずかったのかしら.それとも,カーネルコンパイル時にすでにエラーが出ていたのを見落したとか.

でも,あれだけだ〜〜っとメッセージが流れて消えていったら,見落すのもやむをえないと思う.出力メッセージをファイルに落としたところで,見る気がしない.

う〜〜ん,とにかく,わかっているところから見直そう.モジュールのところの Unsolved symbols だ.モジュールがまずいんなら,カーネルに組み込んじゃうかな.

・・・・・・

方向的には間違っていなかったみたいだ. Unresolved symbols が減った.でも,まだ dummy.o に出てる・・・.この dummy.o って,いったい何に使うんだろう?

Network device support ---> Dummy net driver support に M がついている.んじゃ,これもカーネルに組み込むことにしよう.さてどうだろう・・・

む〜〜.なんか, depmod -av で,

xftw starting at /lib/modules/boot lstat on /lib/modules/boot failed

xftw starting at /lib/modules/2.4 lstat on /lib/modules/2.4 failed

xftw starting at /lib/modules/kernel lstat on /lib/modules/kernel failed

・・・

てな感じのがいっぱい出てきて, /lib/modules/ 以下, boot, 2.4, kernel, fs, net, scsi, block, cdrom, ipv4, ipv6, sound, fc4, video, misc, pcmcia, atm, usb, ide, ieee1394, mtd に関して何か失敗している.

メッセージの意味がわからないので, xftw を man で調べてみたが,ない.でも, ftw ってのはある.ファイルツリーを歩き回るコマンドらしい.

lstat は,ファイルのステータスを得るためのもの. stat と同じであるが,リンクを追跡して得られるファイルではなく,リンク自身の状態を取得する,だそーだ.

つまり, xftw でそれぞれのファイルを歩き回ってステータスを得ようとしたけれども,そのファイルがなかったので失敗した,ということ? 確かに, /lib/modules/ 以下には 2.4.20 ってディレクトリがあるきり.

・・・つーか.カーネル読み込むところで止まってるってことは,モジュール以前に,カーネル再構築が失敗している,ということなのでは?

・・・なんか失敗してるっぽい?

GRUB は気になるけれど,とりあえず,ダメもとで再起動.もし起動しなくたって,今までのところだったら再インストールしたってたいした手間じゃない.

そんなわけで,再度 CD-ROM ブートからインストール.あんまり考えることもなくさくさく進んでいく.二回目だし.

そーだ,今回は「お勧めパッケージセット」をやめて,それぞれ選んでみよう.どんなのがあるか気になるし.

というわけで,「ディスクセットの選択」である.

REC	お勧めパッケージセット
A	ベース Linux システム
AP	X 無しで動く各種アプリケーション
D	プログラム開発環境 (C, C++, Lisp, Perl, etc.)
F	FAQ lists, HOWTO 文書(英語版のドキュメント)
K	Linux カーネルのソースコード
N	ネットワーク環境 (TCP/IP, UUCP, Mail, News)
JG	日本で開発された各種ゲーム
CN	かな漢字変換システム Canna
WNN	かな漢字変換システム Wnn
JFN	pTeX 用フォント
JML	Emacs 21
JPT	アスキー日本語 pTeX
X	XFree86 システム
XAP	X ウィンドウ用アプリケーション
KDE	KDE デスクトップ環境
TCL	Tcl/TK 日本語対応版
XV	XView (OpenLook 風ウィンドウマネージャ,アプリケーション )
Y	Games X 不要のゲーム

ど〜〜れにしよ〜〜かな〜〜.と考えた挙句, REC を除いて全選択.入るのか!?

プロンプトモードの選択

NORMAL, MENU, CUSTOM, PATH, EXPERT, NONE のいずれかを選択するようだ.

よくわからないのでヘルプを読むと,あまりよくわかっていない人には,とりあえずノーマルモードがお勧めと書いてある.さらに,インストールが終わった後でも 'setup' と入力したら追加・削除できるみたいだから,あまり神経質になる必要はないかも.

NORMAL モードでは,必要なものは強制的に入り,必要でないものについては入れるかどうか聞いてくるようだ.よくわからないんで,全部入れることにした.入るかな?

そんなこんなでインストール終了して,ネットワークの設定をした後,見慣れないメッセージが現れた. MOUSE CONFIGURATION だそうである.英語だ. PS/2 port mouse (also most laptops) でいいのかな.

続いて, GPM CONFIGURATION . gpm って,仮想コンソールの上でマウスを使って行の切り貼りをするってやつだったよね.なんかよくわからないけど Yes を選択.

再起動して, root でログインして,最初にすることは・・・

# df

気になっていたのである.ハードディスク容量.はたして,ハードディスク使用率 99% . 1.9G しかないところ, 1.8G 近く使っているのだ.やっぱり KDE 入れたのまずかったかな〜〜.

ま,せっかくだからしばらくこれで遊んでみる.ユーザ追加. KDE でみかちゃんフォント使ってやろ.

% startx

・・・遅い.恐ろしいほど,遅い.そりゃ仕方ないけど...

サウンドドライバ関係のエラーが出た後,しばらくしてやっと起動した.あ〜〜〜早くして〜〜〜.

起動すると.

KDE ってやっぱすごいかもしれない.何を起動するのも時間がかかりすぎるけど・・・. MS-Windows 使ってるのと変わらないもんなー.

さて,メニュー中,「インターネット」というところに, KPPP (インターネットダイアルアップツール)なるものがあった.

・・・って? もしや,これで PPP 接続ができるのでわっ!?

起動→設定から,アカウント→新規→ウィザード

「このアカウントを使用する場所を下のリストから選択して下さい.もしあなたの国または場所がリストになかったら,’キャンセル’をクリックし,通常のダイアログベースの設定でこのアカウントを作成する必要があります」

だ,そうである.しかも「日本」はない.すなわち,ウィザードは使えない・・・

気を取り直して,アカウントのダイアログでの設定.

Windows98SE での設定を見ながら,電話番号と DNS を入れただけ.

続いては,デバイス. /dev/ttyS0 でよかったかな.あと,接続速度を 115200 にする.

モデムのところでは,モデムコマンドで,初期化文字列 2: のところに AT$N11=0 と入れてみた.

こんなとこかな.でわでわ,接続テスト!

ログイン名入れてー,パスワード入れてー,ログ表示にチェックつけてー,・・・

ATM
OK
AT$N11=0
OK
ATM1L1
ERROR

あれ? 「スピーカーの音量をセットしています」から先に進まない.ナゼ? 

モデム→モデムコマンドのところをよく見てみると・・・一番下に,

U ボリューム オフ/小/大  M0L0 M1L1 M1L3

と書いてある.エラーを出しているのはこの部分らしい.あんまり自信ないけど, M0L0 M1L1 M1L3 全部消してみた.

大当たり〜〜!

電話番号のところまでいって・・・ここでなぜか, pppd デーモンが終了してしまった.どーなってるの!?

聞かれたものは,以下のとおり.

elflibs : libc5 版共有ライブラリ.古いプログラムの中には libc5 を必要とするものもあるらしい.

getty : getty_ps 2.0.7i .ユーザーログインを管理するもので,コールバックなどの機能がある.

gpm : GPM(General purpose mouse) v1.10 .仮想コンソールの上でマウスを使って行の切り貼りをする.ただしシリアルマウス以外だとトラブルが起こる可能性がある.

loadlin : LOADLIN v1.6 . DOS から Linux カーネルイメージを読み込んで起動する DOS コマンド.

notekern : notePC 用 Linux カーネル. PCMCIA 用に構築したカーネル. scsi.tgz と同じものらしい.

scsi : Linux 2.4.20 カーネル SCSI ドライバ対応版.一番大きいが対応するデバイスも一番多い.・・・って,これって, notekern と同じものなのかな?

quota : quota 1.55 . HDD の使用量を制限するためのツール.

audiofil : audiofile 0.2.3 . KDE/GNOME が利用するサウンドファイル集.

bsd_db1 : Berkeley DB 1.85

bsd_db2 : Berkeley DB 2.4.14

bsd_db3 : Berkeley DB 3.1.17

bsd_db4 : Berkeley DB 4.0.14

cvs : CVS(Concurrent Versioning System) 1.11.6 .ソースコード等のバージョンを管理するもの.

gdb : GNU デバッガ v5.2.1 . C, C++, Modula-2 で書かれたコードをデバッグできるツール.

gdbm : GNU database ユーティリティ.バークレー DB と同等の機能を持つ GNU 版データベースツール.つーことはどっちかが入ってればいいのかな?

libao : libao 0.8.3 . PCM オーディオ用のライブラリ.

libcinfo : C ライブラリドキュメント. GNU C ライブラリと GDBM ライブラリに関する Info ファイル.

libidl : libIDL-0.6.8 . CORBA Interface Definition Language ファイルのツリーを作成するためのライブラリ.

libogg : libogg 1.0 .フリーの音声圧縮ツール Ogg Vorbis のライブラリ.

libvorb : libvorbis 1.0 . MP3 と同等のオーディオファイルを圧縮するためのライブラリ.特許等の問題がないよう考慮されている.

libxml : libxml2-2.4.21 . XML parser ライブラリ.

libxslt : libxslt-1.0.17 . libxml2 に XSLT(Stylesheet) 機能を追加するためのライブラリ.

man2 : Manpages-1.16 に入っている Linux のシステムコールに関するマニュアル.

man3 : manpages-1.16 由来の C ライブラリの機能に関するマニュアル.

python : python 2.2.1 .フリーなオブジェクト指向プログラミング言語.

saneback : sane-1.0.8 .スキャナをコントロールするためのライブラリ.

jdoc : 翻訳された HOWTO や FAQ の日本語版など, JF プロジェクトの成果を中心にした各種日本語ドキュメント.

kakasi : KAKASI(KAnji KAna Simple Inverter) .標準入力の漢字かなまじり文をひらがなやローマ字に変換する.

linuxfaq : Linux Documentation Project(LDP) 集.英語版の FAQ, mini-FAQ, HOWTO の各文書.

namazu : 全文検索システム Namazu 2.0 . tknamazu(1.90) も含む.

kernsrc : Linux kernel ソースコード 2.4.20 .カーネルの再構築は /usr/src/linux で make menuconfig して組み込みたいドライバを選択し, meke dep; make clean; make する. LILO を使う場合は最後に make bzlilo で LILO を更新する,などどいう説明が書かれている.

actx : Window Sitter プログラム ActX 0.99.3pl3 .アミューズメントソフトウェア.起動すると女の子のグラフィックが表示され,アクティブウィンドウのタイトルバー上に移動する.

csame : コンソール版 samegame

emiclock : 美少女コスプレ時計 Emiclock 2.0.2 .なんかあやしげなプログラムだな・・・

fkiss : X ウィンドウ用着せ替えゲーム French-Kiss! 0.28 .これもなんかアヤシイ.

gcal : 電たくインベーダーゲーム gcal 1.0

igusta2 : X Window System 上で動くパズルゲーム igusta2 1.02

jnethack : ダンジョン探検 RPG JNetHack 1.1.5

lifegame : X windows 用 lifegame 1.0 .猫,ネズミ,かべを使ったライフゲーム.

mindfocu : Window Sitter プログラム mindfocus 0.86.1 .起動すると女の子のグラフィックが表示されアクティブウィンドウのタイトルバーに移動・・・って actx と何が違うんだ?

netmaj : Network 対応麻雀ゲーム netmaj

penta : アクションゲーム penta 0.81

rogue : メッセージ分離型ローグクローン II rogue 1.0 . /usr/games で rogue mesg として遊ぶそうだ.

seimei : emacs 用姓名判断 seimei 2.0

shoot : シューティングゲーム shoot 0.94

spoker : 一人ポーカー.縦横斜めにカードをそろえる.

sxsame : X Window 用「さめがめ」 sxsame 3.02

x777 : 落下型パズルゲーム x777 0.1

xballoon : 風船表示プログラム xballoon 1.0 .動かすとほのぼのした気分になるらしい.

xcapsule : カプセル落下パズルゲーム xcapsule 1.0

xflash : 縦スクロールシューティングゲーム xflash 1.0

xhakom : はこ入りむすめ xhakom 1.2

xjokes : X ウィンドウ用ジョークプログラム xjokes 1.0 .一瞬芸ソフトだそうだ.

xjump : アクションゲーム xjump 2.6

xkobo : シューティングゲーム xkobo 1.11

xmascot : X ウィンドウ用マスコット xmascot 2.6a .画面上でゆれたりするらしい.

xmd : 対戦型落ち物ゲーム xmd 1.28

xmogura : もぐらたたき xmogura 1.0

xosmulti : Window Sitter プログラム xosmulti 1.00 .またこれ?

xpoker : ポーカーゲーム xpoker 1.0

xpuzzlet : X ウィンドウ用落ち物系パズルゲーム xpuzzletama 1.5b

xrenju : X ウィンドウ用連珠 xrenju 0.4

xrot : アクションゲーム xrot 1.3.2

xshisen : 麻雀牌パズル xshisen 1.51

xsoldier : 縦スクロールシューティング xsoldier 0.96

xtokkaet : 落ちものパズルゲーム xtokkaetama 1.0a

yamsweep : もうひとつのマインスイーパー yamsweeper 1.9

x430fcyr : XFree86 4.3.0 用キリル文字フォント

x430fnon : XFree86 4.3.0 用ラージフォント

x430html : XFree86 4.3.0 HTML ドキュメント

x430jdoc : XFree86 4.3.0 日本語ドキュメント

fvwm2 : ウィンドウマネージャ FVWM 2 (日本語版)

onekosak : Oneko with sakura パッチ.多くは語るまい,なんて書いてあるけど.これもなんかあやしそうだな.

opnmotif : OpenMotif 2.2.2 . UNIX の標準的な GUI である Motif をフリーで配布可能にしたバージョン.

qvwm : Windows95 の外観によく似せた Window Manager

rxvt : X 用ターミナルソフト rxvt 2.7.3 .日本語の表示が可能な X 上のターミナルソフト.通常あまり使わない機能は削られており,メモリの消費量を抑えることができる.

sdl : SDL(Simple Directmedia Layer)-1.2.4 .画像,音などを統一的にアクセスするための API の集まり.

xfnt26 : X ウィンドウ用の 26 ドット漢字フォントと 13x26 英字・ローマン仮名フォント.

xfnt32 : X 用 32 ドット漢字フォントと 16x32 英字・ローマン仮名フォント.『日比谷 32 』フォントを収録している.

これを /boot にコピーして lilo.conf を・・・.

ちょっと待った.今は LILO じゃなくって, GRUB ってブートローダが入っているんだった. GRUB の場合はどうすればいいんだろう.

さらに, /boot の下にあるはずの,もともとのカーネル, vmlinuz ってファイルがない.探してみると, vmlinuz は / の直下にあった.同じところにもってくればいいのかなあ・・・?

# make bzImage (または, # make bzlilo )
# make modules # make modules_install
# depend -a

をやった後, lilo の設定をし,

# /sbin/lilo

・・・って,ちょっと待て. LILO 使ってないぞ.今使っているブートローダは GRUB ってやつだ.

で, PPP (point-to-point) support を M (モジュール)または Y (カーネルに組み込む)にする.あと, IP masquerade の機能も必要か.

このへん設定して,カーネルのコンパイル.・・・って,ちょっと待て.前はブートローダに LILO 使っていたけれど,今は GRUB というやつである.おんなじようにすればいいんだろうか. LILO って下手すると,起動しなくなったりしたんですけれど・・・

次に, PPP 接続の設定. IP アドレスとか,パスワードとか,接続するための情報を設定する.それから・・・

やっぱわからん.

さーてこれから何をしようかな.・・・と考えるまでもなく,たいした知識のない人がやることなんざ,だいたい決まってるんだよね.とにかくなんでもマウスクリック.これしかない.ちょうど右端に,アイコンといっていいのかどうかよくわからないが,そんな感じの四角いのが縦に 9 個並んでいるのでこれをクリックしてみる.

一番上は, After Step と書いてあって,クリックすると左に4つサブメニューのアイコンがにゅっと伸びた.サブメニューは左から, xlock, Restart, config, Shutdown である.これは実行するまでもない.ちなみに config を実行してみると, AfterStep の設定ファイルが vi エディタで開いた.

その下は, clock .起動すると,女の子が表示された時計. Emi Clock というものらしい.美少女コスプレ時計だそーである.メニューに「着せ替え」なんてものがある.あやしすぎる・・・

3 段目. APM と書いてある.でもクリックしようがダブルクリックしようが何も起こらない.ので,あきらめる.メニューはあってもインストールされていないのかもしれないし.

その次は, System である. xload という小さなウィンドウが現れるが,負荷をグラフで表示しているようだ.

5 段目は, pager である.どうやら画面サイズは,表示されているものの 9 倍くらいあるらしく,その表示されていない部分を表示するもの.といっても,これを使わなくても,マウスを画面の端に持っていったら周囲の画面に移動できるけど.

次は kterm .おなじみ,日本語の出る端末だ.・・・なんと.変なコマンド入れると,「コマンドさーん,どこですかー.」って出て来るぞ・・・.いや, kterm というより, tcsh のせいかもしれない.そのへんよくわからないけれど.

次は netscape .これもサブメニューが出てくる.左から, Konqueror(KDE統合ブラウザ), mozilla, communicator だ.三つも入ってるの? と思ったが, Konqueror と communicator はメニューを実行しても反応ナシである. mozilla は Wazilla .和製 mozilla だったよね,確か.

7 段目, e-mail . sylpheed と mew があったが,起動したのは mew だけ. emacs ベースのメーラーらしい.これでやっとウェルカムメールが読めたわけである.テキストメールに, gif, Postscript がくっついているが,問題なく読めた.

一番下は Applications .サブメニューが 11 個ある.うち,gv は, GhostScript のビューアーで pdf 変換も出来る. tgif はドローツール. xv は多機能画像ローダ. emacs はエディタ. tknamazu は namazu の Tcl/Tk 版. xpaint(ペイントツール), gimp(レタッチツール), smix(ミキサー), grip(CDプレーヤ), Star Suite, gentoo(2画面ファイラ) は起動しなかった.

さらにメニュー

今度は右クリックで出てくるメニューを見てみることにした.さっきのアイコンと重複しているものもあるが,こっちのほうがずっと多い.もっとも,起動しないのもけっこうある.

端末 Rxvt は起動しない.電卓 xcalc はごく普通の電卓.見かけも電卓っぽい.多少は関数も使える.カレンダー xcalendar は,メモ書き込み機能もある.さすがにお知らせ機能まではないようだ.マニュアル xman は man のブラウザ.

アプリケーションの中を見る.ファイラ FD は MS-DOS の FD そっくりのファイラ.とゆーか,もちろんそれ狙いなのだろうけど.しかしほとんどのメニューが起動しない. RealPlayer, AcrobatReader, xpdf, mp3 プレイヤー XMMS, MIDI プレイヤー TiMidity++, ファイルマネージャ Cxplorer, 天文シミュレーション Xplns, スペースシミュレーション Celestia, ドローツール Sketch, ドローツール idraw, ドローツール Xfig ・・・まったく起動せず.

学術アプリケーションの中では,唯一グラフ作成 Gunplot が起動したがこれって,どーやって使うの? 残り,数式処理 Maxima, グラフ作成 Ngraph, グラフ作成 Grace, IRAF 画像ビューア SAOImage DS9, IRAF 端末 xgterm は起動せず.

アクセサリの中.まずは虫眼鏡 xmag にてどこでも拡大.ウィンドゥシッター xosmulti ・・・って.なんですか,これ.つぶらな瞳の女のコがアクティブウィンドウの上に腰かける.女のコの上にマウスカーソルを持っていったら,手の形になって,そこでクリックしつつ動かすと,女のコが実にうれしそーに「なで,なで,なで,う,うれしいです」なんぞと口走るのだ.これをアヤシイと言わずしてなんと言おう.

気を取り直して,さらにアヤシイ物を探す.お猫 oneko はキャラクタがマウスカーソルを追跡するもの. MS-Windows のチューチューマウスのよーなものだな.カラービューア xcolorsel はカラーコードを調べたりするもの.フォントビューア xfontsel は,フォントの知識がないもんで今ひとつわからん.

エディタ xedit は実にシンプルなエディタ.クリップボード xclipboard はクリップボードビューア.ビットマップエディタ bitmap はたぶんカーソルとかアイコンとかを作るためのものだろう.次のリソース・エディタ editres ・・・って,これ何だろう? わからん.リソース・ビューア viewres もなんか似たような感じに見えるけど.わからないのは同じ.

目玉 xeyes はマウスカーソルの方向に目が向く.それだけ.時計 xclock は着せ替えしたりしない,シンプルな時計.カラーマップ xcmap は・・・カラーマップなんだろうけど,何に使うのかよくわからない.グラフィックス・デモ xgc ・・・これ何だろう? 単なるボタンやテキストボックスのデモかな? そして最後のファイルマネージャ xfm は起動しなかった.

続いては各種情報.システム負荷とか,プロセス一覧とか,いっぱいあるが,見ても仕方ないよな・・・わけわかんないし.

ftp は, ncftp というやつだ.メニューには sv.linet.gr.jp など ftp サイトらしきものが 5 つほどあるが,起動してみても当然ながら, Unknown host "sv.linet.gr.jp". である.

あと,お待ちかねのゲームだが,入っているのは,さめがめ sxsame, マインスイーパ yamsweeper, 麻雀 xnetmaj1, 麻雀 knetmaj1, JNetHack のみ.あとの四川省 xshisen, パズルゲーム xhakom, はずるたま xpuzzletama, 落ちものゲーム x777, もぐらたたき xmogura, シューティング shoot, シューティング xsoldier は起動しない.でも JNetHack さえあれば充分よ!

モジュールの中は, asclock :時計と日付, Banner : AfterStep ロゴ表示,あとの Wharf, WinList は何も起こらず.

AfterStep を終了の中は,終了以外に,ほかのウィンドウマネージャを起動するメニューがあった. WindowMaker, fvwm2, mwm は何も起こらない. qvwm は MS-Windows ふうの画面, twm はひじょーにシンプル.アイコンなし,右クリックメニューもなし.あと,ダミー端末を起動っていうのもあったが,意味がよくわからなかった.

README には, APM 機能についての説明があった.さっき起動できなかったやつである.「 APM 機能はモジュールになっているので, APM を利用しているマシンでは apm.o をロードしないとパワーマネージメント機能が利用できない」ということだ.パワーマネージメントというと・・・もしかすると,シャットダウンしても勝手に電源が切れてくれないっていうのはこのへんが関係しているのかもしれない.

tcsh のエラーメッセージが変..というのも README に書いてある. /usr/doc/tcsh-6.12.01/tcsh-6.12.01.additional/tcsh.ja.*.cat を /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGE/tcsh というファイルに入れ替えるといろんな変なメッセージが使えるそうで.どのファイルがどんなメッセージに対応しているのかはよくわからないけど.

う〜〜んわからん.とりあえず終わるか.特に何か入れたいわけでもないし・・・と,「すっぱいぶどう」のような負け惜しみを心に言い聞かせるワタシであった・・・.

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