5.アプリケーションいろいろ

つかわなけば,ただのハコ.

インストールの時に開発ワークステーションを選んだ結果,結構な数のアプリケーションが知らないうちにいろいろ入ってきているようだ.そりゃそーだ. 1G 以上インストールされたんだから・・・.

必要なアプリケーションも必要でないアプリケーションも山ほど入っているはずである.いるものといらないものをちゃんとわけて,いらないのは消さないといけない.ただ今の時点では,何がいるのか何がいらないのかはもとより,なにがどーゆー構成で入っているのかもちっともわかってないし,おそろしいことにどうやって消すのかすら知らないんだよな・・・.

パッケージを管理するツールもあるらしいから,たぶんそれを使うんだろうけど.

パッケージを消したり入れたりする知識はまだないから,とりあえず,いま入っているアプリケーションで遊んでみよっと.

TurboLinux Workstation 6.0 の箱には,翻訳魂とか, ATOK とか,いろいろ書いてある.

適当にインストールした結果, GNORM というやつが入っており, Windows の画面のようなデスクトップアイコンやツールバー(パネルというらしい)がある.パネルにあるメニューの使い方や,個々のアプリケーションを立ち上げたときに現れるウィンドウの見かけや操作方法も, Windows とほとんど同じだ.

パネルの一番左にある足のマークをクリックすると,メニューが出てくる.アプリケーション,ユーティリティー,開発者向けツール,・・・等々いっぱい並んでいる.足のマークの隣は,環境設定やら,ヘルプやらのアイコンだ.その横には,長方形が4つ.今は一番左の長方形が選択されていて,今使っているデスクトップを示しているようだ.デスクトップが4つあるということなのだろうか.さらに右には,今起動しているソフトが並んでいる.左右に矢印がついていて,パネルが出し入れできるようにもなっている.

メーラー設定

TurboLinux の説明書を読んでいると,メールクライアントソフトとして, nmail4 ってのが載っていた.コマンドラインから起動するらしい.これを使おうかな?

でも,メニューの「インターネット」というところに「メールクライアント」というのも入っている.いちいちコマンドラインから起動するのも面倒くさいから,やっぱりこっちを使おう. kmail というソフトらしい.

あれ? これって,送信者のアドレスって一つしか設定できないのかな? ・・・まあとりあえずはそれでもいいか・・・.というわけで受信のためのアカウントを設定する.

ここで一つ問題が起こった.

受信のアカウントの設定では,名前とかログイン名とかメールサーバ名とかを入れるが,おまぬけなことに,設定後,名前を入れ忘れたことに気がついた.なんか表示が変になっている.

そこで,変更ボタンで,変更しようとした,のだけれど.

あれ? できない? ・・・じゃ,削除.削除ボタンも・・・駄目.

おかしい.試しに,別のアカウントを追加し,変更したり削除したりしてみたが,全然問題なくできる.できないのは,一番最初に入れた,名前を入れ忘れたのだけだ.これが「アカウント」の一番最初のところに汚点のように張り付いたまま,びくともしない.なんで〜〜〜? これって,バグ?

仕方ないので,どっかに設定ファイルがあるはず! と探し回る.設定ファイル自体を直接変更してやる! 設定ファイルは,たぶん自分のディレクトリの中のどこかに入っているはずだ.

$ ls -a

で見ていると, .kde というディレクトリがあった. KDE ? たしか kmail のヘルプに, KDE について・・・というのがあったぞ.なんか関係ありそうだ.

というわけで,この中を見ていくと, .kde/share/config というところにたどり着いた.

あ, kmailrc なんちゃらっていうそれっぽい名前のファイルがいっぱい並んでいる.しかも中身はテキストファイルみたいだ.何書いてあるかはよくわからないけど,さっき設定したメールアドレスらしいのもある.よっしゃ,これを vi で変更して・・・.

しかし! ファイルの中身を適当に変更してみても,何も起こらない.どこを変更すればいいのかもわかってないのだから,当然といえば当然である.

う〜〜〜〜ん.

決断の時です!

どうせまだなんにも設定してないし!

このメーラーが使えなくなったとしても nmail4 とかいうのも入ってるらしいし!

$ rm kmailrc*

やっちまいました.そして,ここでもう一回メニューからメールクライアントを起動.

データがきれいさっぱり消えて,めでたく初期状態で起動することができた.

ブラウザ & FTP ソフト

ブラウザは,選択の余地なく, Netscape Navigator .メニューに入っているし,パネルにまであるから,使ってあげないといけないような気がしてくる.

しかしそれにしても・・・なんか, Netscape Navigator って重いような気がするんだけど.

あ, Netscape にも,メーラーがついてるんだ. Netscape Messenger っていうやつ.これを使ってもよかったかな. Messenger にはニュースリーダーもついいて,マイクロソフトの Outlook Express に見かけが似ている.

ほかにも Netscape Composer というのもある.これはホームページエディタかな? マイクロソフトの FrontPage Express ほどの機能はなさそうだ.

FTP ソフトは,やっぱりメニューの「インターネット」のところに入っている gFTP .

起動してみたはいいけど・・・さて,ホストの設定,どこでするんだろう?「設定」なんてメニューはないし.接続のたび,直接ホスト名を書くのかな・・・いちいち?しかもヘルプもないし.

しかも直接ホスト名を書いて接続しようとしたら,有無をいわせず anonymous になってしまった.

結局,ホストの設定は「ブックマークの編集」でやることが判明.なんか名前がわかりにくい・・・

最後に ATOK 設定

いちおう,今の段階でも, Shift + Space キーで漢字入力できており, IME2000 よりは漢字変換も賢そうである.操作感覚に多少の違和感はあるが,これは慣れの問題だ.

ATOK の設定で変えたいところは,句読点だけである.わたしは横書きの時は区点は「,」読点は「.」が好みなのだが, ATOK のデフォルトは「、」と「。」. IME2000 もそうだが.いま入力しているのも,いちいち読点と句点を変換しなければいけないので非常にめんどくさい.

設定は,コマンドラインで以下を入力.う〜〜ん,この辺は Linux らしいぞ.今までのメールやブラウザの設定などではマウスばっかり使っていたので,コマンドラインを忘れそうになっていた.

$ atok12prx

漢字変換モードと句読点モードを変更して,設定終了.さあ入力,入力.

Shift + Space ・・・と.あれ? 「、」と「。」のまんまじゃん? えーと.あ,そっか.たぶん ATOK を再起動しなくちゃいけないんだ. ATOK の再起動は・・・

$ killall kinput2x
$ /usr/X11R6/bin/kinput2x -atok -server localhost &

わーい,「,」と「.」になった〜〜〜.

ところで ATOK って,阿波・徳島の略だって知ってました? え? 知らない? そりゃそうでしょう.うそだも〜〜ん.

でも,一時期そういう噂が流れたことがあるのはホント.正式名称は・・・なんかあったと思うんですが,長ったらしいんで,忘れました.でもわたしとしてはやっぱりあわ・とくしまと秘かに信じたいところです.

だってそのほうがおもしろいもん.

GIMP ってなんだろう?

メニュー項目には,「グラフィック」というものもある.このなかの GIMP というソフト, Adobe の Photoshop も真っ青のスグレモノな,しかもフリーソフトなのだそうだ. Photoshop って結構高いから,この GIMP を使いたいがためだけに Linux を使う,という人もいるそうな.といっても,わたしは Photoshop を使ったことがないから,比較のしようがないわけだが.

とりあえず起動.

う〜〜ん,わからん.

ということで,またもやホームページ探しとなる.それにしても,はたしてこれは「じんぷ」と読むのか,「ぎんぷ」と読むのか.素直に読めば,「ぎんぷ」だけど,なんとなく「じんぷ」と読みたい・・・.

そーいや GIF って,「じふ」が正しいんだっけ,それとも「ぎふ」?

読み方といえば, GNORM の正式な読み方もよく分からない.「ぐのーむ」? 「じーのーむ」? 「のーむ」? ファンタジーでの読み方なら「のーむ」だけど,「ぐのーむ」ってのもわりと聞く.

それから, ping だって,正式には「ぴん」なんだろうけど,「ぴんぐ」って読んでる人も結構聞くんだよね.ぴんぐ・・・ PINGU のしゃれだったりして.あれだってペンギンだ.

でもそれをいうなら, Linux 自体がそうなんだけどね.いまは日本では,「りなっくす」がほとんどだけど,ちょっと前までは,「りぬくす」って書いている本が結構あった(今でもある).少数派では,「らいなっくす」っていうのもあった. Linus 氏自身は「りぬくす」って読んでるらしいし,英語圏では「らいなっくす」って呼ばれているって話も聞いたことがある.

えーと,閑話休題.っていうんだよね,こういうとき.

とりあえず,説明してくれてそうなホームページを発見したので,あとで見るつもりでブックマーク.

http://www1.odn.ne.jp/tonky/

・・・こうやってブックマークの中身が収拾つかなくなっていくんだなあ.

ゲーム

をを,いっぱい入ってる! ・・・けどあんまり好みじゃないなあ・・・パズルとかアクションとか,暇つぶしのゲームばっかり.

RPG はないのか! NetHackは!?

MS-DOS3.3C の頃に NetHack にはまったワタクシとしては(でもクリアしたことはまだない・・・くすん),絶対入れておきたいところ.これまでほとんど,英語・テキストモードでやってきたので,日本語・グラフィックモードでもやってみたい.

JNetHack という, NetHack を日本語化したものがある.

http://www.jnethack.org/

とってもわかりやすい URL だ.ここから,いまのところ( 2000 年 10 月),日本語 NetHack の最新バージョンである jnethack-1.1.5.tar.gz をもらってきます.β版ならもっと新しいのがあるけど,このわたしが手を出すのは無謀というものでしょう.

ホームページにある説明どおりにやっていきます.まずファイルの展開から.

# gzip -dc jnethack-1.1.5.tar.gz | tar xvf -

あれ? 以前カーネルを解凍したときには, .tar.gz っていう名前のファイルは

# tar xvfz ファイル名

で解凍するって説明されてたような気がするんだけど.何がどう違うんだろう? いちおう実行してみたが,結果は同じにしか見えない.同じことやるんなら,タイプは短い方がいいよね.

解凍したら jnethack-1.1.5 というディレクトリができるので,この中に移動して,シェルスクリプトを実行する.

# sys/unix/setup.sh

このシェルは,よくわからないけどいろんなディレクトリの中に Makefile やシンボリックリンクをつくったりコピーしたりしているようだ.

う〜〜ん,なんか編集しなきゃいけないファイルがいっぱいあるみたい・・・

・・・・・・

うひゃ〜〜〜.エラーメッセージが出て〜〜〜わけわからんよ〜〜〜

ほっとく.

こーやってあっちかじりこっちかじり,かじりかけでほっとき・・・なんてやってるといつまでたってもスーパービギナーから脱却できないよーな気がするが・・・せめて「スーパー」だけはとりたいよお・・・と思う今日この頃なのでありました.

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