Canon BJC-80vという,カラーバブルジェットプリンタである.
ものの本によると,ローカルプリンタを使うには,パラレルポートが有効になっていなければいけないのだそーだ.もし,カーネルにもモジュールにもなければカーネル再構築である.
まあ,ふつうはデフォルトの状態で,モジュールになっているからいいんだけど.
パラレルポートがちゃんと有効になっていれば,本題のプリンタの設定である.「スプーリングディレクトリ」とやらいうものを作ったり, /etc/printcap を編集したりしなきゃいけない.・・・本来は.
でも, RedHat 系には printtool という便利なツールがあって,そーゆーのは全部やってくれるらしい.
root になって,
# printtool
追加→ローカルプリンタ,とすると, /dev/lp0 を自動検出してくれた.
ここで,「入力フィルタ」というものを選択しなければならない.「選択」というボタンを押すと,プリンタの機種リストが出てくる.これって, Windows でいうと「デバイスドライバ」みたいなものなのかしら.
Canon のプリンタ用のフィルタはけっこうあるけれど, BJC-80v ってのはない.ま,ホームページとか探せばありそうな気はするんだけれどね.
とりあえず一番名前の近い「 Canon BJC-10v 系モノクロバブルジェット」を選ぶことにする. BJC-10v 用のフィルタは2種類あって, DIP スイッチ4の状態により選択するらしい.よくわからないから両方ためしてみた結果, DIP スイッチ4は ON らしい・・・意味不明.
印刷用のコマンドは lpr だったかな.
vi で適当に作ったファイルで・・・
$ lpr test.txt
おー出た出た.日本語も文字化けしてないし. Netscape Navigator からホームページの印刷もできた.
ところで今,プリンタには黒インクしか入れてないんだけど,カラーインク入れたらどーなるんだろう? フィルタはモノクロ用だし・・・
ちなみに, printtool が作ってくれたスプーリングディレクトリは,デフォルトで /var/spool/lpd/lp/ である. /var/spool/lpd/ のグループが daemon , /var/spool/lpd/lp/ のグループは lp で属性が rwxr-xr-x ,つまり root じゃなくてもプリンタ出力ができるようにしているんだと思う.
/var/spool/lpd/lp/には
filter
general.cfg
postscript.cfg
textonly.cfg
lock
status
ってファイルができていた.テキストファイルなのにもかかわらず意味不明なのは,これまでの設定ファイル同様・・・
さらに, /etc/printcap の中味は,
lp:\ :sd=/var/spool/lpd/lp:\ :mx#0:\ :sh:\ :lp=/dev/lp0:\ :if=/var/spool/lpd/lp/filter:\ |
←スプーリングディレクトリのパス ←上限のファイルサイズ=無制限 ←ヘッダーページを出力しない ←プリンタデバイスファイル ←入力用フィルタのパス |
こんな感じ.さっきもファイル名だけ出てきたけれど, /var/spool/lpd/lp/filter ってのは, Canon プリンタ用に printtool が勝手に作ってくれたスクリプトである.
この Canon プリンタ,当然ながら PostScript プリンタではない.でも, Unix では PostScript が使えたほうがいいらしい.そこで, Ghostscript というものがある.ふつ〜〜のプリンタを PostScript プリンタとして使えるスグレモノなんだって.
でもまあ,いまは Ghostscript はいいや.必要になってから悪戦苦闘してみよっと.
考えてみたらこのメビウスくん,音が全然しないわ・・・サウンドの設定してないもんねえ〜〜
サウンドの設定って,どうやるんだっけ.
設定関係は,とりあえず setup か linuxconf でしょう.
# setup
のメニュー中にサウンドカード設定があった.
自動検出を試みるも失敗.
「 PnP/PCI サウンドカードが見つかりませんでした.次画面でモデルを選択して下さい」
メビウスくんのマニュアルには,サウンドシステムは Sound Blaster Pro 準拠であると書いてあったので, Sound Blaster Pro モデルを選択.
その後に出てきた「カード設定」,これがさっぱりわかんない.
「ディップスイッチを以下のように設定してください」
I/O ポート | IRQ | DMA |
0x220 | 5 | 0 |
0x240 | 7 | 1 |
9 | 3 | |
10 |
わからないのでそのまま「了解」.
さて,サンプルサウンドの再生である.
男の人の声である.
"Hello..."
以下,何言ってるか不明.中学・高校・大学と英語の勉強は長いことしたハズなのに〜〜〜.
ま,ちゃんと音が出たからいいや.
次に MIDI サンプルの再生.これも成功だ.わーい!
・・・そんなわけで,アプリケーションを起動したり終了するたびに音が鳴り響くようになってしまった.これはこれでうるさい.設定変えなきゃな.
こうして,サウンドの設定が /etc/conf.modules に加わった.
alias sound sb
pre-install sound /sbin/insmod sound dmabuf=1
alias midi opl3
options opl3 io=0x388
options sb io=0x220 irq=5 dma=0
こんな感じ.